練習を続ける、たった3つのコツ
「練習しなさい」と言わずに、子どもが自分から弓を持つようになる。大人の方が再開してから20分の練習を週5回続けられるようになる。教室で実際に伝えている、長く続けるための3つの工夫を書きました。
「うちの子、家で全然練習しないんです」
体験レッスンで、いちばん多くいただくご相談のひとつです。 お忙しい大人の方からも、「再開したけれど、平日は楽器を出すまでが遠い」というお話をよく伺います。
教室で実際にお伝えしている、3つのコツをまとめます。
1. 楽器を「片付けない」
ケースの中にしまうと、出す動作だけで5分かかります。 家のリビングや勉強机の脇に、楽器スタンドで置きっぱなしにしておく。 これだけで、5歳の生徒さんが「ちょっとだけ」自分から弾く時間が、週に2〜3回増えます。
大人の方も同じです。日常の動線に楽器を置くこと。これは精神論ではなく、設計の話です。
2. 練習時間ではなく、練習の「形」を決める
「30分弾く」ではなく、「スケール1つ→今週の課題1曲→好きな曲1曲」というような、3つ程度の小さなブロックに分ける。 これを毎回そろえる。
すると、「今日はどこから始めようか」と迷う時間がなくなり、調子の良い日も悪い日も、同じリズムで楽器に触れることができます。
3. 「弾けるところ」を毎回1回は弾く
つまずいているところだけを練習すると、楽器の前に座るのが嫌になります。 毎回必ず、「自分の音、いい音だな」と思える1曲・1フレーズを、最後にゆっくり弾いて終わる。
これは大人の方の再開期、子どもの導入期、コンクール準備中の中高生まで、すべての段階で大切にしているルールです。
ご家庭で実践してみて「うまくいかない」と感じたら、レッスンの時にぜひ教えてください。お子さま・ご自身の生活に合わせて、一緒に練習の形を調整していきます。